Tabular Data Tool
Tabular Data Tool は、CSV、XLSX ワークブック、Google Sheet の正確な質問を処理します。Codeer は Knowledge Base の自動検出または明示的に選択したソースからこの機能を利用できます。構造化された行を直接読み取るため、絞り込み、並べ替え、件数、合計、平均などはドキュメント検索よりこちらが適しています。
明示的な各ツールは 1 つの表形式データソースに接続します。ソースが自動検出でも明示的な選択でも、1 回のクエリで使用できるのは 1 つのテーブル、ワークシート、またはシートタブです。
データソースを準備する
ツールを設定する前に、ソースを Knowledge Base に追加します。
- CSV または XLSX ファイルを直接アップロードします。
- Google Drive から Google Sheet をインポートします。
- 処理が完了し、ソースが利用可能になるまで待ちます。
- ソース詳細を開き、テーブル、行数、列、推定された型、警告を確認します。
各ソースは次のようにテーブルへ対応します。
| ソース | ツールで利用できるテーブル |
|---|---|
| CSV | ファイル全体が 1 つのテーブル |
| XLSX | 表示されている各ワークシートが 1 つのテーブル |
| Google Sheets | 表示されている各シートタブが 1 つのテーブル |
明確なテーブル名と列名を使ってください。Agent がクエリを準備するときに、正しいテーブルと項目を選びやすくなります。
ワークブックの数式
Codeer はスプレッドシートの数式を実行しません。XLSX ではワークブックに保存された値だけを読み取ります。保存された値がない数式セルは空として扱われ、警告が表示される場合があります。非表示のワークシートとタブはツールで利用できません。
自動検出または明示的なソースを選ぶ
Knowledge Base が設定された Agent は、関連する CSV、XLSX ワークシート、Google Sheets タブを自動的に見つけて問い合わせることができます。ソースごとに Tabular Data Tool を追加する必要はありません。
| 設定 | 適している場面 | 動作 |
|---|---|---|
| 自動検出 | 汎用 Agent が設定済み Knowledge Base から関連するテーブルを選ぶ場合 | Knowledge Base を設定し、明示的な Tabular Data Tool は追加しません |
| 明示的なソース | ソースを固定する必要がある場合、または名前や内容が似たソースが複数ある場合 | Agent が使用できるソースごとに Tabular Data Tool を追加します |
自動検出で明確な候補が 1 つだけなら、Agent はそのテーブルを直接問い合わせます。複数のテーブルが該当する場合は、少数の候補を表示し、ユーザーの確認後に問い合わせます。
Agent を公開すると、設定済みの表形式データをチャンネルユーザーが利用できます
Agent を公開すると、その Knowledge Base または明示的な Tabular Data Tool に含まれる表形式データを、Web client、Widget、Browser Extension、Slack、LINE、Messenger、Instagram のユーザーが問い合わせできます。対象はドキュメントの抜粋だけでなく、正確な行、絞り込み結果、集計も含まれます。公開前に、外部ユーザーへの提供が承認されたソースだけを追加してください。
明示的なツールが優先されます
Agent に明示的な Tabular Data Tool が 1 つでもある場合、その Agent の自動検出は無効になります。明示的なツールで選択されたソースだけを使い、Knowledge Base 内の他のテーブルへフォールバックしません。
自動検出の提供前に追加されたソース
以前に追加した表形式データは、Agent が自動的に見つけられるように再処理が必要な場合があります。期待どおりに選ばれない場合は、CSV または XLSX を置換するか、Google Sheet を更新するか、再インポートしてから Agent を再テストしてください。既存の明示的な Tabular Data Tool 接続は引き続き利用できます。
Agent に明示的なツールを追加する
Editorで Agent を開きます。ToolsでAdd Toolをクリックします。Tabular Data Toolを選びます。- 利用可能な CSV、XLSX、Google Sheets ソースを 1 つ選びます。
- 対象を絞った
When to Useを書きます。
例:
2026 年売上ワークブックの顧客レコード、注文合計、地域別売上について質問されたときにこのツールを使う。顧客検索には Customers テーブル、売上計算には Orders テーブルを使う。
Agent が複数のソースを必要とする場合は、ソースごとに別のツールを追加し、それぞれの When to Use で用途を明確に分けます。
想定される質問をテストする
Live Test で実際の利用に近い質問を試します。
アカウント ID C-1042 の顧客は誰ですか?金額が 1,000 を超える注文を、高い順に表示してください。地域別の注文合計はいくらですか?注文した顧客は何人いますか?重複は除いてください。
意図したソースとテーブルが使われていることを確認し、Agent を公開する前に元のスプレッドシートと集計結果を照合してください。
接続済みデータを更新する
- CSV と XLSX はソースの置換操作を使い、同じ形式のファイルを選びます。
- Google Sheets は
Refreshを使って現在の版を取得します。 - 処理に失敗した場合は、ソースまたはアクセスの問題を修正してから
Retryを使います。
置換または更新を行っても、既存の Agent ツール接続は維持されます。利用可能な版がすでにある場合、更新処理中も Agent は直前の正常な版を使います。更新に失敗しても、直前の正常な版は置き換えられません。
制限と安全性
Tabular Data Tool は読み取り専用です。テーブルの確認、行の選択、絞り込み、並べ替え、結果件数の制限、および対応している件数、合計、平均、最小値、最大値、グループ集計を実行できます。
次の操作は行いません。
- ソースの変更
- SQL、Python、マクロ、スプレッドシート数式、任意の式の実行
- 1 回のクエリで複数のテーブルやソースを結合
- 大規模なデータセット全体を一括エクスポートとして返すこと
複数のテーブルを組み合わせる必要がある場合は、必要な項目を含む 1 つのテーブルへ整形してからインポートするか、質問を分けて結果を個別に確認してください。
よくある間違い
正確な計算にドキュメント検索を使う
関連する文章や参考資料を探す場合は Knowledge Base を使います。正確な行、絞り込み、並べ替え、集計が必要な場合は、Knowledge Base に関連するテーブルを自動検出させます。ソースを固定する必要がある場合は、明示的な Tabular Data Tool を設定します。
When to Use が曖昧
対象となる業務上の質問、ソース、テーブルを書いてください。必要なときに使う だけでは不十分です。
別形式のファイルで置換する
CSV は CSV、XLSX は XLSX でのみ置換できます。形式が変わる場合は、新しいソースとして追加します。
テーブルをまたぐ結合を期待する
1 回のクエリは 1 つのテーブルを対象にします。複数テーブルの項目が必要なら、ソースを事前に整形してください。