Knowledge Base
Knowledge Base は、Agent が安定した参照情報を使う必要があるときに使います。最新の外部情報を調べるためのものではありません。
Consultation Desk の例では、サービス定義、ルーティングルール、handoff の基準、intake の注意点など、毎回ぶれずに扱いたい内容を入れるのに向いています。
正式なソース一覧、対応ファイル形式、直接アップロードの 1 ファイルあたり 50 MB の上限、処理動作については、対応するソースとファイル形式 を参照してください。
まず置き場所を決める
| 情報の性質 | 置き場所 |
|---|---|
| 小さくて毎ターン守るべき | Instructions |
| 必要なときに検索する参照資料 | Knowledge Base |
| CSV、XLSX ワークブック、Google Sheet の正確な行、絞り込み、並べ替え、計算 | Knowledge Base による自動検出。ソースを固定する場合は Tabular Data Tool |
| 最新の公開情報 | Web Search |
手順 1: フォーカスしたフォルダを作る
まず、この Agent が本当に使う資料だけを入れたフォルダを用意します。

良いフォルダは次のような状態です。
- テーマが絞られている
- メンテナンスしやすい
- Agent が実際に繰り返し参照する内容だけが入っている
元データが散らかっているなら、先に要約版を作る方が retrieval は安定しやすくなります。
手順 2: Agent Editor で Knowledge Bases を追加する
Editor の Tools から Add Tool を押し、Knowledge Bases を選んで、使用させたいフォルダやファイルを選択します。

Knowledge Base は同じ workspace の内容だけを使えます
Tool Picker に目的のフォルダが出てこない場合は、別の workspace にあるか、まだ中身が空でないかを確認してください。
表形式データの自動検出
選択した Knowledge Base に利用可能な CSV、XLSX、Google Sheets があり、Agent に明示的な Tabular Data Tool がない場合、関連するテーブルを自動的に見つけて問い合わせることができます。複数の候補が該当する場合は、Agent がユーザーに確認します。
ソースを固定して予測可能にする必要がある場合は、明示的な Tabular Data Tool を使います。明示的な表形式データツールを 1 つでも追加すると、その Agent の自動検出は無効になり、Knowledge Base 内の他のテーブルへフォールバックしません。
手順 3: When to Use を狭く書く
このツールをどんな質問で使うべきかを明確にします。
例:
Use this knowledge base when the user asks about consultation types, routing rules, or handoff expectations that should stay consistent across conversations.
次のような書き方では弱すぎます。
Use the knowledge base when needed.
手順 4: Live Test で retrieval を確認する
明らかに Knowledge Base を使うべき質問で試します。
Initial Consultation と Specialist Consultation の違いは何ですか?どんなときに human callback を勧めるべきですか?
見るポイントは 2 つです。
- Agent が実際に Knowledge Base を使ったか
- 回答がファイル内容に忠実か
運用のコツ
- 用途が大きく違うならフォルダを分けた方が扱いやすくなります
- 1 つの巨大なフォルダより、焦点の合ったフォルダの方が安定します
- 毎ターン守るべきルールは
Instructionsにも書いてください - 重要なファイルを更新したら、実際の質問で再テストしてください
よくある間違い
何でも 1 つのフォルダに入れる
ノイズが増え、どの情報を拾ったのか追いにくくなります。
最新情報まで Knowledge Base で扱おうとする
日付で変わる内容は Web Search の方が適しています。
正確な表計算にドキュメント検索を使う
正確な行、絞り込み、並べ替え、件数、集計が必要なら、利用可能なテーブルを Agent の設定済み Knowledge Base に置き、自動検出させます。ソースを固定する必要がある場合だけ、明示的な Tabular Data Tool を使います。
核心ルールをファイルの中にだけ置く
毎回守るべき内容は Instructions にも残してください。