バージョン管理
バージョン管理の価値は、運用作業を安全にすることです。どの版が公開中なのか、どの変更が本当にテスト済みなのか、問題が出た時にどこへ戻ればよいのかを、勘に頼らず管理できます。
基本の考え方
Apply と Publish は別の役割を持っています。
Apply:新しい作業版を作るPublish:その版を公開版として前に出す
この分離があるからこそ、公開中の体験をすぐに壊さずに改善作業を進められます。
Step 1: Apply で作業版を保存する
Agent を編集して Apply を押すと、Save Version が開きます。

バージョンノートは、どの項目を変えたかではなく、この変更で何を解決したかったのかを書くのが有効です。
たとえば次のような書き方です。
- "Tightened handoff rule for urgent pain cases"
- "Reduced over-confident recommendations in ambiguous threads"
- "Added clearer distinction between initial and specialist consultations"
Step 2: 公開前に履歴を見る
バージョンのドロップダウンを見ると、いま編集中の版と、実際に公開されている版が分かります。

重要なのは次の二つです。
Current:今 Editor に読み込まれている版★:現在公開されている版
この二つが一致していないなら、いまの草案はまだ公開されていません。
Step 3: 意図を持って公開する
新しい版は、Live Test や実際のフィードバック確認を通過してから公開してください。
Consultation Desk であれば、少なくとも次の点が確認できてから前に進めるべきです。
- 推薦の前に確認質問をする
- 次の一歩を一つだけ選ぶ
- リスクの高いケースでは言い切らずに人へ引き継ぐ
どれかが満たせていないなら、まだ作業版のまま改善を続ける方が安全です。
Step 4: 戻す必要があっても慌てない
公開版に問題が出たら、バージョンドロップダウンから安全な戻し方を選びます。
- 信頼できる古い版を読み込む。
- その版がそのままで正しければ、直接公開し直す。
- 少しだけ修正が必要なら、その版を土台に編集して
Applyで新しい版を作る。
ロールバックは履歴の削除ではありません。公開マーカーを動かすか、古い版から新しい版を作るだけです。
シンプルで十分な運用習慣
多くの運用担当者にとっては、次の習慣だけで十分です。
- 一度に一つの意味のある変更をする。
Live Testでその変更だけを確かめる。Applyと分かりやすいノートで保存する。- 利害関係者や利用者に見せる準備が整った時だけ
Publishする。
この習慣があると、数か月後に履歴を見返しても各変更の意図が追いやすくなります。
次のステップ
- Agent Editor でテストと保存のループを続ける
- Share for Feedback で正しい版を実際の Channel へ出す
- Review Feedback and Update the Agent で Histories から改善する